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研修計画書フォーマット!作成のコツとチェックリスト

公開日:2024年07⽉04⽇最終更新日:2024年07⽉04⽇

研修計画書フォーマット!作成のコツとチェックリスト

研修の計画を立てる際、研修計画書の形にまとめるのが一般的です。一度フォーマットを作ってしまえば後は楽なのですが、そのフォーマットはどのように作ったらよいのでしょうか。

 

この記事では、研修計画書のフォーマットについて解説します。以下の点を深堀していきます。

 

・研修計画書とは

・研修計画書の基本構成

・研修計画書フォーマットの作成手順

・フォーマットのチェックリスト

 

順に見ていきましょう。

まず研修計画書とは

初めに、そもそも研修計画書とはどのようなものか確認します。

 

・研修計画書の定義

・研修計画書が必要な理由

・効果的な研修計画書の重要性

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

研修計画書が必要な理由

研修計画書が必要な理由は、主に3つです。

 

まず研修計画書を作成することで全体像が明確化され、研修の目的や進行方針が可視化されます。これにより関係者間での認識のズレを防止できます。

 

次に研修計画書は研修の有効性を測るツールにもなります。設定した目標に対してどの程度達成できたかを評価し改善点を見つけ出す材料となります。

 

最後に研修計画書を作成することで研修の進行に伴い必要となるリソースの見積もりが可能となり、効率的な研修運営を実現します。

 

 

 

効果的な研修計画書の重要性

効果的な研修計画書の重要性は2つあります。

 

一つ目は、効率的な人材育成を促進することです。具体的な計画と目標が明記された研修計画書があれば、研修の内容やスケジュールをしっかりと把握することが可能になります。これにより従業員の学習意欲を引き出すことができ、結果として人材育成の効率を上げることができます。

 

二つ目は、組織の戦略と人材育成の連携を強化することです。研修計画書を作成する際には、将来的な組織の目標とそのために必要なスキルや知識を考慮する必要があります。その結果、組織全体の戦略と人材育成計画が一体となり、企業の競争力を高める一助となります。

 

 

 

 

研修計画書の基本構成

次に、研修計画書の基本構成についてまとめます。以下の点が挙げられます。

 

・研修目的の明確化

・研修対象者の特定

・研修内容の詳細

・研修スケジュールの設定

・講師や教材の選定

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

 

研修目的の明確化

研修目的の明確化は研修計画書の基本となる要素です。これは、企業がなぜ研修を行うのか、その目的が何であるのかを具体的に述べる部分となります。

 

また目的が明確であることが研修の進行や評価の基準となり、達成度を測る基本指標にもなります。たとえば新入社員研修の場合、目的は「業務知識の習得」や「社内ルール・文化の理解」といった具体的な目標が設定されます。また技術研修なら「特定のスキルの向上」や「新しい技術の理解」などが目的となるでしょう。

 

これらの目的設定が研修の成果を最大化するための基軸となります。

 

 

 

研修対象者の特定

研修計画書では、研修対象者の特定が重要なステップとなります。このステップでは研修を受けるべき対象者の属性や特性を明らかにし、そのニーズに合わせて研修計画を作成します。

 

たとえば対象者が新入社員であれば、初めての職場生活に対応できるよう基本的なビジネススキルを習得する内容を組み込むでしょう。また経験豊富なマネージャーであれば、リーダーシップや戦略的思考のスキル習得を重視する場面もあります。

 

このように、対象者の特性やニーズを正確に把握することで効果的な研修計画を作成することが可能となります。

 

 

 

研修内容の詳細

研修内容の詳細とは、具体的にどのような知識やスキルを習得することを目指すのか、そのためにどのようなテーマで研修を行うのかを具体化したものです。ここでは研修の主題となるテーマの選定、それぞれのテーマについて何を学ぶのか、どのような方法で学ぶのかを明示することが求められます。

 

たとえばIT企業で新入社員向けの研修計画書を作成する場合、研修内容としては「プログラミング言語の基礎理解」「チームでのプロジェクト運営方法」などが考えられます。プログラミング言語の基礎理解では、ある言語を使って簡単なアプリケーションを作成する実践的な研修をするなど、具体的な内容と方法を記載します。

 

また研修内容は対象者の現状や将来像を考慮し、それが達成できるような内容にすることが重要です。目標設定が抽象的だと、研修の効果が出にくくなります。できるだけ具体的で目に見える成果を上げられるような内容設定を心掛けましょう。最終的には、研修を通じて対象者が何をどの程度身につけることができたのかを測定できるような指標も設定します。

 

 

 

研修スケジュールの設定

研修スケジュールの設定は、効果的な研修計画書を作成する上では欠かすことのできない要素です。スケジュールを設定することにより研修の進行度合いを可視化したり、参加者に研修の全体像を理解させたりすることが可能になります。また研修の進行に伴った参加者の学び具合も把握できます。

 

企業事例として、ある企業の新入社員研修では、研修開始前に全体のスケジュールを配布することで社員が自身の学びを計画しやすくしているそうです。またスケジュールの設定は、講師陣が研修の進行を管理しやすくする役割も果たしています。そのため、研修の全体像を視覚的に表すスケジュールは、研修計画書を作成する際に必ず含めるべき要素となります。

 

スケジュール設定の際には、研修の目的と内容に応じて適切な時間配分と進行順を設定します。その際には、各セッションの時間配分だけではなく休憩時間やフィードバック時間もしっかりと計画に含めることが大切です。これにより研修参加者が集中力を保ち、研修内容を吸収しやすい環境を提供できるでしょう。

 

 

 

講師や教材の選定

研修計画の実効性を高めるためには、講師や教材の選定も重要な要素です。

 

まず講師選定では、その専門性や指導経験が求められます。フィールド経験も重要で、理論だけでなく実践的な観点からアドバイスできる講師が理想的です。

 

また教材選定では、研修の目的や対象者に合わせて効果的なものを選ぶことが必要です。理解しやすいビジュアルを含むものや、実践的なスキル習得を助けるもの等、研修内容に適した教材を検討しましょう。

 

たとえばエンジニア向け研修なら、最新のエンジニアリングツールやソフトウェアを用いた教材が適しています。逆に新人のオリエンテーションでは、会社のビジョンやルールを理解できるような教材が有効です。

 

適切な講師と教材を選定することは、研修の質を高め参加者の学習効果を最大化するために不可欠です。

 

 

 

 

研修計画書フォーマットの作成手順

次に、研修計画書フォーマットの作成手順について解説します。以下の側面からまとめmさう。

 

・目的設定のポイントとコツ

・対象者の分析方法

・研修内容の具体化

・スケジュールの効果的な組み立て方

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

目的設定のポイントとコツ

目的設定は研修計画書作成の第一歩であり、その際に重要なのは「具体性・明確性・達成可能性」です。特に、具体的な数値や指標を設定することで研修の効果を測定しやすくなります。たとえば「新入社員の早期戦力化」ではなく「新入社員が3ヶ月後に営業ノルマの60%を達成できるようにする」等、明確で測定可能な目標を設定しましょう。

 

また目標設定の際にはSMART原則(Specific、Measurable、Attainable、Relevant、Time-bound)を活用すると良いでしょう。具体的で、測定可能で、達成可能で、関連性があり、時間的な制約がある目標を立てることで研修の効果が最大化されます。

 

 

 

対象者の分析方法

対象者の分析方法については、まず第一に対象者の現状把握が必須です。対象者の職務内容、スキルレベル、研修に求める期待値などを詳細に調査しましょう。これにより研修の対象者がどのようなスキルを必要としているのか、またどのような研修が彼らにとって最も有益なのかを明確にすることができます。

 

次に対象者のニーズ分析を行います。ここでのポイントは、単に現状のスキルレベルだけでなく対象者がどのようなスキルを習得したいと考えているのか、またどのような研修を求めているのかを理解することです。これにより、研修が対象者のニーズに合致したものになるよう設計することが可能になります。

 

これらの情報をもとに、研修計画書の作成に取り組むことで研修が当初の目的を達成し対象者の満足度を最大限に引き上げることが可能となります。企業内研修の成功は、こうした対象者の詳細な分析から始まると言えるでしょう。

 

 

 

研修内容の具体化

研修内容の具体化は、成功のための重要なステップです。まずは研修の目的を理解しそれに基づいて具体的な内容を決めます。たとえば新入社員研修であれば、「基本的な社会人スキルを身につける」「会社のルールや業務内容を理解する」などが目的となり、それに応じてビジネスマナーや社内ルール説明、業務説明などの内容が考えられます。

 

また講師や教材を選定する際にも、具体的な研修内容が明確であればそれに適したものを選ぶことができます。たとえばデータ分析スキル向上を目指す研修であれば、データ分析に熟練した講師を選び、最新のデータ分析ツールを教材として使うのが適切です。

 

さらに参加者に対しても、具体的な研修内容を事前に知らせておくことで何を学べるのか明確にし参加者のモチベーションを高めることが可能です。たとえば技術研修ならば「Pythonを使ったデータ分析方法を学べます」と伝えることで参加者の期待値を管理できます。

 

研修内容の具体化は、研修を効果的に進めるために必要不可欠な要素です。適切な研修内容の設定を心掛け、人材育成を成功させましょう。

 

 

 

スケジュールの効果的な組み立て方

効果的な研修スケジュールを組み立てる際には、以下の要素を踏まえることが重要です。

 

1つ目は「時間配分」で、研修内容に対する理解度や難易度により適切な時間設定を心掛けましょう。短すぎると理解不足に、長すぎると飽きを感じるリスクがあります。2つ目は「休憩時間」の設定です。これは参加者の疲労回復や情報の整理に必要で、一般的には90分から120分の学習時間に対して、10~15分の休憩が推奨されています。3つ目は「研修の進行順序」で、易しい内容から難易度が上がる順序が理想的です。

 

これらの要素を組み合わせ、研修の目的を達成できるスケジュールを作成することが求められます。

 

 

 

 

フォーマットのチェックリスト

最後に、フォーマットのチェックリストについてまとめます。以下の点が挙げられます。

 

・目的は理解できるか

・対象者を明確にできるか

・研修内容がわかるか

・スケジュールの確認ができるか

・講師・教材の情報の漏れを防げるか

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

目的は理解できるか

研修計画書の目的は、研修の全体像を明確に示し参加者と研修実施者が同じ理解を持つことを可能にするものです。これは研修計画書を読んだ全ての関係者が、何を学び、どのように進行するのかを理解できる重要なポイントとなります。

 

具体的には、研修の目標と目的、学ぶべきスキルや知識、どのような方法や教材で学ぶのか、といった点が明確になっていることが求められます。これにより研修が成功するための具体的なロードマップを提示し効果的な学習結果を促進します。

 

 

 

対象者を明確にできるか

研修を行う対象者を明確にすることは、研修計画書作成の大切な要素です。対象者が誰であるかによって、研修の目的や内容、方法などが大きく左右されます。具体的には、「新入社員や中途採用者」「異動・昇進者」「リーダー・マネージャークラス」など、職種や役職、経験年数といった要素をベースに考えると良いでしょう。

 

また対象者のスキルレベルや専門知識の有無、求める能力やスキルも重要な要素となります。具体的に対象者を明確にすることで研修の効果を最大化し無駄な時間やコストを削減することが可能となります。たとえばIT企業の新入社員向け研修なら、基本的なプログラミングスキルや業界知識の習得を目指す内容となります。

 

対象者を明確にすることで必要な研修内容が見えてきます。

 

 

 

研修内容がわかるか

研修内容がわかるかという点は、研修計画書の肝をなす部分です。研修の何をどう学ぶのか、その結果何が身につくのかを具体的に記載することで、対象者は自分が何を得るのかを分かりやすく理解できます。

 

また研修を行う側は、研修の適切な運用や進行を図るための情報を得ることができます。具体的な研修内容を明確にすることで、企業独自のビジョンや成果を反映したカスタマイズされた研修を設計できます。

 

 

 

スケジュールの確認ができるか

研修計画書では、スケジュールの確認が重要です。具体的には、スケジュールには研修の開始日から終了日までの日程、各セッションの開始・終了時間などを明記します。さらに各セッションで何を学ぶか、どの講師が指導するかなどの詳細も合わせて記載することで研修参加者にとって予測可能性と透明性を保つことができます。

 

またスケジュールは研修の運営側にとっても非常に重要です。研修の進捗を管理し必要なリソースを適切なタイミングで確保するためにも、スケジュール管理は必須です。スケジュールの確認は、計画的で効率的な研修運営を可能にし、研修の実施者と参加者双方にとって利益をもたらす重要な要素です。

 

 

 

講師・教材の情報の漏れを防げるか

研修計画書で重要なポイントの一つが、講師や教材の情報の透明性です。これにより対象者が研修に参加する意欲を膨らませ、研修の効果を最大化することができます。

 

当然ながら、研修の質は講師や教材の質に大きく依存します。そのため、研修計画書には講師の経歴や専門性、使用する教材の具体的な内容や特徴を詳細に記載することが求められます。

 

また講師や教材を選定する際には、研修目的や対象者のニーズをきちんと考慮することが大切です。講師や教材選定も研修の成功には欠かせない要素であるため、情報の漏れや曖昧さは許されません。

 

 

 

 

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 東京ITスクール 鈴原 
 講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。
 企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、
 特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。
 趣味は筋トレと映画鑑賞。

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