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研修運営のコツを伝授!失敗しないプランナーガイド

公開日:2024年05⽉24⽇最終更新日:2024年05⽉24⽇

研修運営のコツを伝授!失敗しないプランナーガイド

新たに研修担当になった場合、具体的に何をやるのか全くと言ってよいほどわからないものではないでしょうか。この記事では、研修の運営に内容を絞って解説します。以下の点を深堀していきます。

 

・研修運営のコツ(プログラムの設計・木法設定・ニーズ分析・コンテンツ剪定・スケジュール計画)

・研修内容を充実させるためのアイデア

・研修後のフォローアップと評価

 

異動などで初めて研修担当になった方、あるいは改めて業務内容を確認したい研修担当者の方は参考にしてみてください。

研修運営のコツとは

まず、研修運営のコツを解説します。以下の内容についてまとめます。

 

・研修プログラムの設計方法

・目標設定の重要性

・参加者のニーズ分析

・コンテンツ選定基準

・効果的なスケジュール計画

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

研修プログラムの設計方法

研修プログラムの設計には、明確な目標、理想的な時間枠、そして効率的なコンテンツが必要です。

 

目標は、参加者が研修を通して得たいスキルや知識のことを指します。時間枠は、研修の期間や、一日の中で何時間を費やすかを示すものです。またコンテンツは、研修で使用する教材やアクティビティを意味します。

 

こうした一連のプロセスを通じて、研修プログラムの設計が効果的に進められます。

 

 

 

目標設定の重要性

目標設定は、研修運営の成功において重要な要素です。具体的で明確な目標を設定することで研修の内容や進行方向を明確化し、参加者が研修から何を得るべきかを理解する助けとなります。

 

目標を設定する際には、SMART原則(Specific, Measurable, Achievable, Relevant, Time-bound)を参考にすると良いでしょう。具体的で測定可能かつ達成可能な目標を、関連性を持って時間軸を設けて設定することが推奨されます。

 

このような明確な目標設定を行うことで、研修の効果を最大化し企業全体のパフォーマンスを向上させることが可能になります。

 

 

 

参加者のニーズ分析

参加者のニーズ分析は、研修プログラムを設計する上で極めて重要なステップです。成功する研修は、参加者それぞれの必要としているスキルや情報を具体的に把握しそれを基にプログラムを組み立てるものです。開始前にアンケートやヒアリングを行い、参加者の現状のスキルレベルや目指すべきスキル、抱える課題などを明らかにします。

 

これにより研修が実際に必要な内容に沿ったものとなり、参加者の満足度向上と実力アップに繋がるでしょう。

 

 

 

コンテンツ選定基準

研修を効果的に行うためのコンテンツ選定基準は、一定の基準で選ばれるべきです。

 

まず参加者の知識レベルやスキルレベルに合致しているべきです。初級者に対しては基本的な知識を、上級者に対してはより具体的なスキルを提供してください。次に研修の目標に対して適切であることも重要です。目標を達成するために必要な情報やスキルを学ぶことができるコンテンツを選びましょう。また興味や関心に合致していることもコンテンツ選定の基準となります。参加者が関心を持っていると、より情報を吸収することが容易になります。最後に実践的であることも大切です。実際の業務で使えるスキルを学ぶことができるコンテンツを選びましょう。

 

これらの基準を考慮に入れて選ばれたコンテンツは、きっと効果的な研修を提供することとなるでしょう。

 

 

 

効果的なスケジュール計画

研修運営における効果的なスケジュール計画は、企業の目標達成に大きく寄与します。まず研修の目標と期間を明確に設定することが重要です。その上で、参加者の学習スピードや業務のスケジュールなどを考慮して、研修の頻度や時間、期間を計画します。

 

またスケジュールは柔軟性を持たせ、参加者の進捗や反応に応じて変更可能な形にすることが求められます。

 

 

 

 

研修内容を充実させるためのアイデア

次に、研修内容を充実させるためのアイデアについてまとめます。以下の点があります。

 

・インタラクティブな学習活動

・デジタルツールの利用

・フィードバックの取り入れ方

・ケーススタディの活用

・ロールプレイの導入

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

インタラクティブな学習活動

インタラクティブな学習活動は、単に聞くだけでなく参加者が積極的に関与することで理解を深め、忘却を防げる手法です。たとえば小規模グループでのプロジェクトやディスカッション、問題解決型の課題などが効果的です。このような実践的な学びは、理論だけを学ぶよりも実際の業務に対する理解を高めます。

 

 

 

デジタルツールの利用

デジタルツールの活用は、研修内容が理解しやすくなるだけでなく参加者の興味を引きつける効果もあります。

 

たとえばオンラインクイズアプリを使用すると、参加者は学習内容を楽しみながら確認することができます。またプレゼンテーションソフトをうまく活用することで視覚的に鮮明な説明が可能になります。ソーシャルメディアの活用もおすすめで、たとえばLinkedInの学習機能などを使えば、組織内の学習文化を強化することが可能です。

 

これらの活用例からもわかるように、デジタルツールを上手に取り入れることで研修の質を高めることができます。

 

 

 

フィードバックの取り入れ方

フィードバックの取り入れ方は研修の成功を左右する大切な要素です。形式はさまざまあり、文書によるフィードバックや口頭でのフィードバックなどが考えられます。また研修中の参加者の態度や反応を観察することで間接的ながらも重要なフィードバックを得ることができます。

 

フィードバックは参加者の理解度や研修の効果を把握するだけでなく研修の改善点を見つけ出す手がかりとなります。だからこそ、研修を運営する際にはフィードバックの収集とその反映が不可欠です。フィードバックを適切に活用することで研修をより効果的なものへと進化させることができます。

 

 

 

ケーススタディの活用

ケーススタディは、実際のビジネスシーンや課題を例に取り、参加者が問題解決の過程を学び、理解を深めるための強力な学習ツールです。具体的な事例を通じて、理論の応用方向を示し現実の複雑さに直面する機会を提供します。

 

また失敗事例を取り上げることでミスから学ぶ機会も提供できます。これにより参加者は、理論のみならず具体的な実行にも繋げ易くなるでしょう。

 

 

 

ロールプレイの導入

ロールプレイを研修に導入することで参加者は実際の職場環境を模擬的に再現できます。これにより理論だけでなく実践的なスキルも身につけることが可能になります。ロールプレイは具体的なケースに基づいた対話形式の設定が一般的です。その際参加者は特定の役割を演じ、問題解決や意思決定の経験を積むことができます。

 

さらにロールプレイはフィードバックを受け取る絶好の機会でもあります。これにより参加者は自身の強みと弱みを理解し必要な改善点を特定することができます。

 

 

 

 

研修後のフォローアップと評価

最後に、研修後のフォローアップと評価についてまとめます。以下の点があります。

 

・成果測定の手法

・継続的な学習支援

・参加者からのフィードバック収集

・研修効果の社内展開

・研修内容のアップデート方法

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

成果測定の手法

研修成果の測定は、その効果を明確に理解する上で重要な手段です。まずは、明確な評価基準を設定することが重要です。基本的には研修の目標と参加者の学習成果を元に作られます。たとえばスキルの向上を評価する場合、研修前と研修後に同じテストを実施し得点の差を見るといった具体的な方法があります。

 

また研修の効果を評価するためには参加者の行動変容や業務への反映度をチェックすることも大切です。これには、360度フィードバックや上司、部下からの評価などを活用します。長期的な視点から見た効果測定としては、定期的なパフォーマンスレビューや昇進、異動の実績なども参考にします。

 

効果測定手法は一概に決められるものではなく各企業の事情や研修の目標によって選ばれます。測定への取り組みを通じて研修が投資価値を持つことを確認し、より良い人材育成へとつなげます。

 

 

 

継続的な学習支援

継続的な学習支援は、研修の成果を持続させる上で重要な要素です。学習を継続するためには、研修後も定期的に学習機会を設け、新たな知識を得たり研修で学んだ内容を復習したりすることが必要です。たとえばオンライン学習プラットフォームを導入することで、自宅や職場でも学習を続けることが可能です。

 

このように、研修後も学習支援を継続することで研修の効果を最大限に高めることができます。

 

 

 

参加者からのフィードバック収集

参加者からのフィードバック収集は、効果的な研修実施の一部です。それにより研修の強みや改善点を把握して次回の研修に活かすことができます。フィードバックは、具体的な事例を示してもらったり比較的具体的な質問を投げかけたりすることで具体化させます。また匿名性を保つことで参加者が正直な意見を述べやすくなることも重要です。

 

 

 

研修効果の社内展開

研修効果を社内に展開するためには、まずその結果を関係者に見やすい形で伝えることが重要です。これには、具体的なデータやグラフを用いた結果レポートや、参加者の声を集めたフィードバックが有効と言えます。

 

また実際に研修を受けた人間がその成果を社内で活かす機会を増やすことも必要で、このためにはプロジェクトへの参加や役職への昇進など、研修で習得したスキルを活用できる環境作りが求められます。

 

その上で、研修プログラムが実際に業績向上に寄与したかどうかを評価し、その結果をもとに次の研修計画を立てます。それにより研修プログラム全体のPDCAサイクルを構築することが効果的な社内展開につながると言えるでしょう。

 

 

 

研修内容のアップデート方法

研修内容のアップデートは、効果的な研修の維持に不可欠な要素です。市場の動向や技術の進化に対応するため、定期的に研修プログラムを見直し最新の情報やスキルを取り入れることが求められます。アップデートには、業界の最新動向や技術トレンド、経営者と組織の目標、そして参加者のフィードバックを考慮することが重要です。また研修の効果測定が進む中で、取り組むべき新たなテーマや改善点が明らかになることもあります。

 

これらを基に、研修内容の見直しを行いましょう。なお研修内容のアップデートは、専門知識や大きな工数を必要とすることが多いため、専門的な研修運営組織の支援を得ることも有効な手段と言えます。

 

 

 

 

プロに任せるなら東京ITスクールへ

ここまでは自社で研修を運営する場合について解説してきましたが、外注してプロに任せることも一案です。

 

外部研修を選択することで、育成にかける社内のリソースを大幅に減らすことができるほか、定期的にブラッシュアップされた網羅的なプログラムで質の高い学びを提供できます。部分的に内製し、技術面は外部でなど、組み合わせる形で活用することもおすすめです。

 

東京ITスクールでは、ITエンジニア向けの研修をはじめ、階層やニーズ別に300種類以上の研修をご用意しております。目的に合わせてカスタマイズが可能で、業務でのお悩みベースでのご相談も歓迎いたします。育成に課題をお持ちでしたら、お気軽にお問い合わせください。

 

 

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 東京ITスクール 鈴原 
 講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。
 企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、
 特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。
 趣味は筋トレと映画鑑賞。

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