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【宿泊研修】泊まりで行う研修のメリットと注意点を解説

公開日:2024年05⽉31⽇最終更新日:2024年05⽉31⽇

【宿泊研修】泊まりで行う研修のメリットと注意点を解説

集中して研修を受けさせたいときに有力な選択肢となるのが、泊まりで行う宿泊研修でしょう。しかし通常の県週より大掛かりになるため、注意点や準備すべき内容がわからないのではないでしょうか。

 

この記事では、宿泊研修について解説します。以下の点を深堀していきます。

 

・宿泊研修のメリット

・宿泊研修の注意点

・宿泊研修の具体的なプログラム例

・宿泊研修に必要な準備

 

研修の企画担当者の方は参考にしてみてください。

宿泊研修とは

宿泊研修とは、参加者が一定の期間、宿泊施設を利用しながら集中的に研修を受ける形式の人材育成プログラムです。次に述べるように、宿泊研修には日帰り研修にはないメリットが多数あります。そのため、数日間の長期研修や新入社員研修、リーダーシップ研修などによく取り入れられます。

 

 

 

 

宿泊研修のメリット

次に、宿泊研修のメリットについて解説します。以下の点が挙げられます。

 

・集中力と時間管理

・チームビルディング

・業務からの解放感

・連続した学習の効果

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

 

集中力と時間管理

宿泊研修は、実際の業務から切り離された別の場所で行われることにより参加者の集中力が向上します。日常生活や勤務地では起きがちな様々な中断や気分転換がなく、深く研修に取り組むことが可能になります。

 

また時間管理についても学ぶことができます。研修のスケジュールは一日の始まりから終わりまで、詳細に計画されており、それを遵守することで時間の使い方を学びます。

 

これらの要素が参加者の自己管理力を強化し業務におけるパフォーマンス向上へと繋がります。

 

 

 

チームビルディング

チームビルディングは、宿泊研修の重要なメリットの一つです。新たな環境での共同生活は、普段の業務では経験しづらい独自のコミュニケーションや深い対話を促しメンバー間の信頼関係を深めます。

 

ただし全ての参加者が同じ価値観を共有するわけではないため、意見の対立やストレスも生じる可能性があります。それらをうまく管理し全員がより高い目標達成に向けて一体となることが、宿泊研修におけるチームビルディングの奥深さです。

 

 

 

業務からの解放感

業務から解放されることは、意外にも宿泊研修の大きなメリットの一つです。日頃の職場環境から離れることで従業員は新たな視点を持つことが可能となります。

 

また定期的な業務から解放されることで、新しい知識やスキルを身につけるための集中力が高まるのも利点の一つです。これにより短期間でより深い学びを得ることが可能となります。また同僚との交流を深め、新たな連携やアイデアを生むきっかけ作りにもつながります。

 

業務からの解放感は、これまでとは違った価値観を見つけるための重要な要素と言えるでしょう。

 

 

 

連続した学習の効果

連続した学習の効果により宿泊研修は一層の学習成果をもたらします。通常の研修では、一日の終わりで中断せざるを得ませんが、宿泊研修では日々を通じて学習が可能です。これにより学習内容を深く理解し復習や次の日の準備をする時間が得られます。

 

また社員間で学んだことを共有し深く議論する機会も増えるでしょう。このように、連続的な学習は知識の吸収を促進し、より実践的なスキルを身につけるための基盤を提供します。

 

 

 

 

宿泊研修の注意点

次に、宿泊研修の注意点について解説します。以下の点が挙げられます。

 

・費用とコスト

・体調管理の重要性

・スケジュール管理

・プライバシーの確保

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

 

費用とコスト

費用とコストは宿泊研修を実施する上で重要な考慮点です。通常、宿泊研修は一日の研修よりも費用がかかります。これは、宿泊施設の料金、食事費、講師への謝礼、交通費などが発生するためです。ただしその一方で宿泊研修の効果は一日の研修以上に期待できるため、必要経費と割り切る企業も多いです。

 

具体的なコスト削減策としては、助成金を活用する、複数企業での合同研修を計画するなどがあります。全てをバランスよく考慮し効果的な宿泊研修を計画しましょう。

 

 

 

体調管理の重要性

宿泊研修では、普段の日常とは異なる環境で過ごすことから、体調管理が重要となります。特に、新鮮な空気や静寂な時間の中での研修となると、それだけでも体調に影響を及ぼす可能性があります。

 

また一般的なオフィス環境と違い、食事の内容や睡眠時間なども自己管理が必要です。宿泊研修中に体調を崩してしまうと、研修の目的を果たすどころか、逆に業務に影響を及ぼす可能性もあります。

 

そのため、事前に健康チェックを実施したり、研修期間中に適度な運動を取り入れるなどの工夫が必要です。また食事は出来る限り栄養バランスを考えたものを提供すること、睡眠は十分に取ることができる環境を整えることなどが求められます。

 

これらを踏まえ、参加者自身が自己の体調管理に気をつけることも重要となります。イベントを成功させるためにも、体調管理の重要性を参加者に十分に伝え、理解してもらうことが大切です。

 

 

 

スケジュール管理

スケジュール管理は宿泊研修における重要な要素の一つだと言えます。

 

まず一つ目の要点として、研修日程全体の流れを明確にすることが必要です。これは参加者が何をいつ行うのか予め理解し自分の時間を適切に管理できるようにするためです。

 

二つ目には、研修の内容を均等に配分し強度の高いプログラムと休息時間を適切に組み合わせることが大切です。これにより参加者が疲労による能率低下を防ぐことができます。

 

三つ目には、予期せぬトラブル時のために余裕を持ったスケジュール作りが求められます。たとえばある企業では、予定していた研修プログラムに遅延が生じた際に、スケジュールに余裕があったため、すぐに修正して研修を適切に進行させることができました。

 

これらを踏まえ、スケジュール管理は研修の成功を大いに左右する要素であると言えるでしょう。

 

 

 

プライバシーの確保

プライバシーの確保は、宿泊研修における重要な注意点のひとつです。参加者がプライベートの時間を過ごすための空間や、個々の情報が適切に管理されることを確認するためです。複数人での共同生活が前提となる研修では、個々のプライバシーを尊重し適度な距離感を保つことが求められます。

 

また個人情報の取り扱いについても十分な配慮が必要で、研修の申込みや運営の過程で得られた個人情報は、適切に管理し無闇に第三者に漏らさないような体制を整えるべきです。

 

これらの対策によって、参加者は安心して研修に参加し、より良い結果を得ることができます。

 

 

 

 

宿泊研修の具体的なプログラム例

次に、宿泊研修の具体的なプログラム例について解説します。以下の例があります。

 

・セミナーや講義の充実

・実践的なワークショップ

・レクリエーションとリラクゼーション

・宿泊施設の選び方

・オフタイムの活用方法

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

 

セミナーや講義の充実

宿泊研修でのセミナーや講義は、一般的な講習会と比較しても、その独自の環境がもたらす効果の一端を担っています。この時間は、トピックの詳細な探求や、専門家からの直接の指導を受ける絶好の機会を提供します。参加者は、日常生活や業務から隔絶した状況下で、新たな知識を集中的に吸収することできるでしょう。

 

通常の業務時間を超えて専門家から直接学べるこの機会は、宿泊研修ならではのメリットと言えます。

 

 

 

実践的なワークショップ

実践的なワークショップを組み込むことで参加者は新たな知識やスキルをより深く理解し、そして自身の仕事に直接適用する方法を学ぶことができます。大手のIT企業では宿泊研修の中で独自のワークショップを展開しています。これらのワークショップは、具体的な問題解決を目指す一方で、創造力やチームワークを養います。

 

 

 

レクリエーションとリラクゼーション

研修の中でも特にレクリエーションとリラクゼーションは必要不可欠な要素です。これらは、一見すると「遊び」のように見えますが、実際には団体活動の中でのコミュニケーション能力やリーダーシップ、問題解決能力等を養う機会です。またストレス解消やエネルギーチャージにも役立ちます。

 

 

 

宿泊施設の選び方

宿泊施設の選び方は、宿泊研修の成功に大きく影響します。

 

まず参加者の数に対して十分な収容能力があるか、また部屋割りが柔軟に対応可能か確認しましょう。次に学習環境は静かで集中できる空間が確保されているか、そして必要な設備(ホワイトボード、プロジェクター等)が整っていることも重要です。

 

さらに施設が提供する食事はバランスよく栄養価が高いものであること、アレルギー対応が可能かも確認が必要です。連続学習に疲れた参加者がリラックスできるスペースが存在するかもポイントになります。

 

宿泊施設の選び方一つで研修の質が大きく左右されるため、慎重に選ぶようにしましょう。

 

 

 

オフタイムの活用方法

オフタイムの活用は、宿泊研修の有効な成果を生む重要な要素です。一方で、休憩時間は自由に使える時間ではありますが、その時間を無意味に浪費せず、有意義に使う方法を考えることが重要となります。

 

たとえば読書や映画鑑賞などの個人的なリラクゼーションを通じて、新たな視点やアイデアを得ることができます。またグループでの会話やゲームを通じて、他の参加者との関係性を深めることも可能です。

 

これらの活動は、次の日の研修への意欲を高め、知識の吸収を促す効果があります。ただしオフタイムの活用は、参加者の体調管理とバランスを優先させることが必要となりますので、十分な休息時間を確保し体調不良を引き起こさないよう気をつけましょう。オフタイムの活用方法は、それぞれの研修参加者にとって最適な方法を選び、宿泊研修を最大限に活かすための一助となります。

 

 

 

 

宿泊研修に必要な準備

最後に、宿泊研修に必要な準備について解説します。以下側面からまとめます。

 

・事前の参加者ヒアリング

・プログラム設計のポイント

・持ち物と服装の注意点

・トラブル対応策

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

事前の参加者ヒアリング

事前の参加者ヒアリングは、宿泊研修の成功を左右する重要な工程です。参加者の現状のスキルや知識、さらには研修で何を学びたいのか、どのような結果を求めているのかを事前に把握することは、効果的なプログラムを設計する上で欠かせません。

 

また参加者が抱える問題点や課題を浮き彫りにすることで、研修による解決策を具体的に示すことが可能となります。参加者自身も自身のニーズや期待を具体的に認識し研修の内容への理解と参加意欲を高める機会となります。

 

 

 

プログラム設計のポイント

宿泊研修のプログラム設計において、気を付けるべき点はいくつかあります。

 

まずは、研修内容が参加者のニーズに合っていること、それを保証するためには、事前に十分なヒアリングが必要です。

 

またハードスキルだけでなくソフトスキルの育成も考慮に入れるべきです。たとえばアクションラーニングやロールプレイなどでコミュニケーション能力やリーダーシップを鍛えることが可能です。

 

さらに研修の進行についてもよく考える必要があります。一日のスケジュールは厳密に決めすぎず、柔軟性を持たせることで参加者の学習意欲を高め、効果的な学習を促すことができます。

 

最後に研修全体のバランスを見失わないことも大切です。専門的な学習だけでなくレクリエーションやリラクゼーションの時間も設け、参加者のストレスを軽減させる工夫が必要です。

 

 

 

持ち物と服装の注意点

宿泊研修では、参加者が必要な持ち物と服装について十分な知識を持っていることが不可欠です。必要な持ち物にはノートパソコン、筆記具、書類や教材を入れるためのバッグ、ライフスタイルに応じた個人用品(例:メガネ、薬、読書用の書籍など)が含まれます。

 

また服装は、セミナーや講義だけでなくワークショップやレクリエーションなど、研修の内容に応じて変化する可能性があります。したがって、カジュアルな服装とビジネススタイルの服装の両方を準備することをおすすめします。高温や低温、雨天など、予想外の天候に対応するための衣装も忘れずに持って行くことが重要です。

 

これらの準備は、研修がスムーズに進行し参加者が最大限に学びを深めるために必要です。

 

 

 

トラブル対応策

宿泊研修では、様々なトラブルが予想されます。それは自然災害から急病、装備品の故障など、様々な形で起こり得ます。そのため、事前に把握しておくべき対応策を予定しておくことが重要です。たとえば参加者が急病になったときのために、緊急連絡先のリストや救急キットを準備したり、交通事故や自然災害が発生した場合の避難経路を確認しておくなどの対応策が求められます。

 

また技術的な問題が発生した場合にも対応できるよう、替えの機材の手配や、専門の技術者への速やかな連絡が可能な状況を整えておくことも重要な対策の一つです。これらの対策をしっかりと予定しておけば、予期せぬトラブルが発生しても安心して宿泊研修を進めることができます。

 

 

 

 

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宿泊研修は、短期間に内容の濃い学びを提供できる点でとても有意義なものですが、学ぶ内容も多いことから、定着の難しさがネックとなる場合もあるでしょう。

 

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 東京ITスクール 鈴原 
 講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。
 企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、
 特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。
 趣味は筋トレと映画鑑賞。

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