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研修に遅刻した社員をどうする?反省しているか見分ける方法

公開日:2024年05⽉31⽇最終更新日:2024年05⽉31⽇

研修に遅刻した社員をどうする?反省しているか見分ける方法

研修を行っていてなかなかゼロまでなくせないのが遅刻者です。反省が目に見える場合はまだしも、反省していないように見える場合や常習者はとくにどのように対処したらよいかわからないのではないでしょうか。

 

この記事では研修と遅刻について解説します。以下の点を深堀していきます。

 

・研修に遅刻した社員への対処

・社員の反省度を確認するための質問

・ 遅刻後の行動で見極める

・反省している社員へのサポート方法

・反省していない社員へのアプローチ

 

研修の実施担当者の方は参考にしてみてください。

研修に遅刻した社員への対処

まず研修に遅刻した社員への対処をまとめます。以下の点について見ていきます。

 

・遅刻の具体的な背景を探る

・遅刻の回数と頻度をチェック

・遅刻のパターンを分析

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

遅刻の具体的な背景を探る

遅刻の背景を探るためには、社員個々のライフスタイルや生活環境を理解することが重要です。遅刻の原因は一見単純な時間管理能力の欠如のように思えますが、交通の問題、家族の状況、健康の問題など、さまざまな要因が絡んでいることを念頭に置くことが必要です。遅刻の具体的背景を探ることで問題の根本的な解決策を見つけることが可能となります。

 

 

 

遅刻の回数と頻度をチェック

遅刻の回数と頻度は、ある社員が問題を抱えているのか、単なる偶然の一部なのかを判断する重要な指標です。

 

たとえば初めての遅刻であれば、それは単なる偶然の可能性が高く特に深刻な問題はないと見ることができます。しかし毎回研修に遅刻するとなると、それはただの偶然では説明できない問題を示唆していることが多いです。さらに遅刻が連続して行われる場合、その社員は時間管理の問題を抱えている可能性が高く、教育やサポートが必要であることが示されます。

 

これらの情報を元に、個々の社員の状況を的確に把握し最適なアプローチをとるべきです。

 

 

 

遅刻のパターンを分析

遅刻のパターン分析は、遅刻原因の特定と改善の糸口を見つけるための重要なフェーズです。

 

まずは遅刻が特定の曜日や時間帯に集中しているかを観察します。たとえば、月曜日や朝の研修に遅刻が多い場合、週末の休息不足や朝の準備時間が不足している可能性が考えられます。また遅刻が特定の研修内容や講師と関連しているかも確認してみましょう。

 

それぞれの分析結果は、その社員の遅刻原因を理解し改善策を見つけ出すヒントになります。

 

 

 

 

社員の反省度を確認するための質問

次に、社員の反省度を確認するための質問について解説します。以下の方法があります。

 

・本人に原因の自己分析を聞く

・同僚や上司の意見を収集

・自己改良の意思を確認

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

本人に原因の自己分析を聞く

遅刻の原因について社員自身に自己分析を求めることは、問題解決の一歩となります。共感を示し非難せずに話を聞くことで本人も素直に要因を挙げやすくなります。家庭の事情、交通状況、体調管理不足等、原因はさまざま。だからこそ、その具体的な原因を把握することは、適切な改善策を立てるために不可欠なプロセスです。

 

 

 

同僚や上司の意見を収集

遅刻の問題を正確に理解し適切な対応をするためには、周囲の人々からの意見も重要です。

 

まず遅刻した社員の直接の上司や同僚から情報を得ることから始めましょう。彼らからは、社員の日常的な態度や行動パターンについての具体的な情報を得られるはずです。その上で、同じ研修に参加した他の社員からもフィードバックを得てみましょう。彼らは遅刻が研修の流れにどのように影響したか、またその社員が遅刻に対してどのような態度を見せたかを観察していたはずです。

 

これにより遅刻問題の全体像をより正確に把握し適切な対策を考えることが可能になるでしょう。

 

 

 

自己改良の意思を確認

自己改良の意思があるか否かは、適切な対処を行うための重要な要素です。まず社員自身に直接改善意欲の有無を問い詰めるのが一番です。言葉だけでなくその行動から確認することも求められます。

 

具体的には、遅刻やその他の問題行動に対する具体的な改善策を自ら提案できるか、または指導を受け入れ、それを実行に移す意欲があるかを見ることが重要です。心の底から反省し改善を志向する姿勢があれば、その社員は研修の有効活用者となりうる可能性が高まります。

 

 

 

 

遅刻後の行動で見極める

次に、遅刻後の行動で見極める方法について解説します。以下の方法があります。

 

・遅刻後のパフォーマンス変化を見る

・遅刻後の対処方法を評価

・遅刻後の業務態度を観察

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

遅刻後のパフォーマンス変化を見る

遅刻した社員の後のパフォーマンス変化は、その社員が行動を改善しようとする意識を具体的に確認する一つの指標となります。

 

遅刻後のパフォーマンスが向上している場合、その社員は遅刻によって起きる問題を認識し、そこから改善しようと努力している可能性が高いです。これは遅刻行為への反省と行動改善の意志がある証です。

 

一方、遅刻後のパフォーマンスが低下あるいは変わらない場合、遅刻に対する意識改革や対策が必要です。

 

 

 

遅刻後の対処方法を評価

遅刻の後、社員がどのように対応するかは、その行動への認識と受け入れ具合を見る上で貴重な指標となります。遅刻した際の対応が適切かどうかは、その本人が遅刻の重大性を理解しその改善に向けた意識があるかないかを反映します。

 

優れた対処法の例として、遅刻の謝罪のみならず、遅刻により他のメンバーや業務に影響を及ぼした場合、自身からそれらの挽回を提案し実行することが挙げられます。企業事例としては対象者が適切な対処法を模索し体系化することでその後の行動改善に役立つでしょう。

 

 

 

遅刻後の業務態度を観察

遅刻は社内ルールの遵守や職場の環境に影響を与えます。そのため、遅刻後の業務態度をよく観察することが求められます。遅刻をした後の社員の態度や業務に対する意欲、その日の全体的なパフォーマンスなどを見ることで遅刻の影響を具体的に把握することが可能です。

 

遅刻をした社員が、その後速やかに業務に取り組む意欲があるか、または遅刻を申し訳なさそうに謝るなどの反省の態度が見られるかどうかは、その社員が今後遅刻を繰り返す可能性があるかどうかを予測する重要なポイントになります。

 

一方で、遅刻後もなお業務に対する意識が低く反省の態度を見せない場合は、その社員に対して更なる対策が必要であると考えられます。適切な対応を行い、社員一人一人が自身の行動に責任を持つことが大切です。遅刻という行動が企業全体にどのような影響を及ぼすかを理解させることで改善への意識も高まるでしょう。

 

 

 

 

反省している社員へのサポート方法

次に、反省している社員へのサポート方法についてまとめます。以下の点がが挙げられます。

 

・遅刻を防ぐための計画を立てる

・効果的な時間管理術を教える

・研修の再受講を促す

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

遅刻を防ぐための計画を立てる

遅刻を防ぐための計画は、事前準備と自己管理の二つの要点が大切です。

 

まず事前準備として、社員自身が朝のルーティンを見直して余裕を持った時間設定を心掛けるといいでしょう。時間通りに動く練習も重要です。また予期せぬ問題に対応できるよう、バックアッププランを立てておくことも有効です。たとえば通勤手段に予備の選択肢を持つなどが挙げられます。

 

一方、自己管理とは、時間意識を高めるスキルの育成です。時間に対する敬意を忘れず、定時を過ぎると他人に迷惑をかけるという認識を持つことが大切です。

 

これらを励行することで遅刻のリスクは軽減されます。

 

 

 

効果的な時間管理術を教える

時間管理は自己管理の基本であり、そこに問題があると仕事の生産性が大きく損なわれます。効果的な時間管理術を社員に教えることは、生産性向上だけでなく遅刻問題の解決にもつながります。

 

まず優先順位の明確化を提案します。一日の中で何を最優先にするべきかを理解することは大切です。次に具体的なスケジューリングの作成をお勧めします。短期・中期・長期の目標を設定しそのための時間割を作りましょう。また時間帯による能率の違いを理解し高い能率が出る時間帯に重要な業務を配置するようにアドバイスします。

 

これらの方法を実践すれば、時間管理能力が向上し遅刻することなくオンタイムで業務をこなせるようになるでしょう。

 

 

 

研修の再受講を促す

研修の再受講は、遅刻を反省し改善を図る社員への貴重な学びの機会です。遅刻により欠けた知識やスキルを補うだけでなく自己開発の意志を示す絶好のチャンスとも言えます。

 

再受講には、時間と場所、社員の担当業務等の調整が必要ですが、企業としては社員の成長と企業の発展のための投資と捉えることが重要です。再受講を支援することで社員は自分の行動の改善に向けた企業の支援を感じ、モチベーションを高めることが期待できます。

 

企業の人材育成には、このような積極的な取り組みが欠かせません。

 

 

 

 

反省していない社員へのアプローチ

最後に、反省していない社員へのアプローチについてまとめます。以下の点が挙げられます。

 

・厳格なペナルティを設定

・社員評価に反映させる

・最終的な解雇の可能性を示唆

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

厳格なペナルティを設定

厳格なペナルティの設定は、反省の色が見えない社員への効果的な手段です。企業例として、一部では遅刻者への遅刻罰金制度を導入しているところがあります。これは、遅刻が繰り返されることによる業績への悪影響を防ぎ、社員一人ひとりの時間管理への意識を高める狙いがあります。

 

また遅刻の結果として会社全体に迷惑がかかることを実感させ、社員の行動を改善へと導く効果も期待できます。ただし罰金制度を導入する際は、その運用が公平であることを確認し社員からの理解と協力を得ることが重要です。

 

 

 

社員評価に反映させる

遅刻の問題は社員評価に直接反映するべきです。これは、仕事に対する熱意や責任感、そして時間管理能力を評価する重要な指標となります。遅刻が繰り返される場合、それは単なる一過性の問題ではなく組織全体への影響をもたらす可能性があるため、その評価は適正に行われるべきです。

 

また良好なパフォーマンスを示す社員へのフェアな評価の観点からも、遅刻問題は適切に評価に取り込むべきです。さらに評価が反映された結果として、社員自身が遅刻を引き起こす問題に改善策を見つける機会を増やすことが可能になります。

 

 

 

最終的な解雇の可能性を示唆

遅刻に対する反省が見られない社員に対して最終的な解雇の可能性を示唆することも、場合によっては必要となります。特に繰り返しの遅刻に対して何度も指導しても改善が見られない場合、業務の遂行能力が問われる可能性があります。

 

しかし解雇はあくまで最終的な対処法であり、その前には細かな改善の機会を多く設けるべきです。社員一人ひとりが重要な組織の一部であることを忘れず、その能力と可能性を最大限に引き出すような環境づくりが必要です。

 

 

 

 

社員研修は東京ITスクールへ

研修の遅刻者については、対処と同様に遅刻しない環境づくりも大切です。遅刻対策の一環として、東京ITスクールの研修をぜひご活用ください。

 

研修中の勤怠に関しても、しっかりと担当講師が把握し、教育担当者の方へ随時共有いたします。遅刻や欠席の背景には、学習内容についていけず困難を感じているケースも往々にしてありますので、適切な個別フォローを行うことで、行き詰まりを解消する働きかけも積極的に行っています。

 

東京ITスクールはITエンジニアの育成をはじめ、様々な業種で活用できるIT関連スキルや、コミュニケーション・ビジネスマナーなどの業務スキルなど、幅広いプログラムをご用意しております。対面、オンラインの両方に対応しており、講師を貴社へ派遣することも可能です。

 

効果的な研修をお探しの方は、是非お気軽にご相談ください。

 

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 東京ITスクール 鈴原 
 講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。
 企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、
 特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。
 趣味は筋トレと映画鑑賞。

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