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研修ディスカッションの進め方ガイド!効果的な手法とコツ

公開日:2024年06⽉14⽇最終更新日:2024年06⽉14⽇

研修ディスカッションの進め方ガイド!効果的な手法とコツ

研修でディスカッションを成功させるために重要となるのが、その進め方です。この記事では、研修のディスカッションの進め方について解説します。以下の点を深堀していきます。

 

・参加者の役割分担とリーダーシップ

・議題の設定とゴールの明確化

・ディスカッションのタイムマネジメント

・研修中のディスカッション手法

・ ディスカッションを盛り上げるためのコツ

 

研修の企画担当者の方、実施担当者の方は参考にしてみてください。

効果的なディスカッションの準備方法

まず初めに効果的なディスカッションの準備方法について解説します。以下の側面からまとめます。

 

・参加者の役割分担とリーダーシップ

・議題の設定とゴールの明確化

・ディスカッションのタイムマネジメント

・オンラインディスカッションの注意点

・ハイブリッド型ディスカッションの挑戦

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

参加者の役割分担とリーダーシップ

参加者の役割を明確に割り当て、リーダーシップを認識させることは、ディスカッションを効果的に進行させるための基本的なステップです。

 

まず全体を統括するメインファシリテーターを設定するとともに、議論の進行役、質疑応答を担当する人、議事録を取る人など、ディスカッションの役割を明示的に割り当てます。役割は参加者全員が活動的に関与でき、議論のクオリティと生産性を向上させます。さらに役割ごとの具体的な行動範囲や責任も明確にすることで混乱を避け、効率的な議論を進めることができます。

 

リーダーシップについては、ディスカッションの進行方向を導き、参加者間の意見交換をスムーズに行うために不可欠です。

 

 

 

議題の設定とゴールの明確化

議題の設定とゴールの明確化は、効果的なディスカッションを導くための重要なステップです。まず初めに、ディスカッションの主題を明確に決定し、それが参加者全員に理解できるように伝達することが求められます。議題が曖昧だと、会議は散漫になりがちです。

 

またゴールの明確化も重要です。ディスカッションによって何を達成したいのか、その結果をどう評価するのかを最初に明記しておくことで全員が同じ方向に向かって努力できます。

 

 

 

ディスカッションのタイムマネジメント

ディスカッションのタイムマネジメントはディスカッションの成果を大きく左右します。各トピックに割り振る時間を事前に明確にし細部までスケジュールを組むことが重要です。メンバーの意見が多岐にわたる場合でも、時間内にまとめ上げるという規則を設けることで効率的な意見交換が可能となります。

 

 

 

オンラインディスカッションの注意点

オンラインディスカッションは便利な一方で、複数の注意点があります。

 

まず技術的な問題を未然に防ぐために、事前に参加者全員のインターネット接続状況や使用するツールの操作を確認しておくことが重要です。またリモートでは非言語的なコミュニケーションが難しくなるため、話す順番を定めたり、発言を促すシグナルを設定するなどの工夫が求められます。さらに参加者が集中力を保つためには、一定時間ごとに休憩を設けるなどの時間管理も必要となります。

 

このように、オンラインディスカッションは事前準備や進行方法の工夫が鍵となるでしょう。

 

 

 

ハイブリッド型ディスカッションの挑戦

ハイブリッド型ディスカッションは、オンラインと対面の両方を組み合わせた形態であり、これには特殊な挑戦が伴います。

 

まずテクノロジーの問題があります。すべての参加者が同じ情報にアクセスできるようにするために適切なツールを選び、その使用方法を説明しなければなりません。

 

またリアルタイムでのコミュニケーションに困難が予想される場合は、事前に資料を配布するなどの対策を講じることが求められます。

 

さらに参加者がオンラインと対面のどちらで参加していてもフェアに参加できるよう、ディスカッションの進行方法をかみ砕いて説明することも重要となります。

 

 

 

 

研修中のディスカッション手法

次に、研修中のディスカッション手法について解説します。以下の点からまとめます。

 

・ブレインストーミングの活用法

・ファシリテーターの重要性

・ディベートの進行テクニック

・ワークショップ形式の取り入れ方

・グループディスカッションの分割方法

・ロールプレイを用いた実践例

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

ブレインストーミングの活用法

ブレインストーミングはディスカッションにおいて最も有効な手法の一つです。始める前に目的を明確にすることが重要です。たとえば新しいアイデアを生み出す、問題を解決する、チームビルディングを行うなど、目的によってブレインストーミングの進行法も異なります。またアイデアを自由に発表できる環境作りも重要で、批判を避け、全員が積極的に参加できる雰囲気を作り出すことが求められます。

 

具体的には、一定時間内にアイデアを大量に生み出す「時間制限付きブレインストーミング」や、特定のテーマについて深く考察する「深掘りブレインストーミング」などがあります。「無言ブレインストーミング」は、思考を妨げる余計なノイズを排除しメンバーそれぞれの深層からアイデアを引き出す方法です。

 

これらはあくまで例であり、組織や目的に合わせて自由にカスタマイズすることが可能です。頭に浮かんだアイデアをすぐに発表し自由な発想を重視することがブレインストーミングの鍵となります。

 

 

 

ファシリテーターの重要性

ファシリテーターの重要性はディスカッションの質と成果に大きく影響します。ファシリテーターは、議論が円滑に進行するように参加者を導く役割を担います。彼らがいなければ、ディスカッションは偏りがちで、重要な視点が見落とされる可能性があります。また参加者が意見を述べる機会を得ることを保証する役割も果たします。

 

これらの役割を理解し適切なファシリテーターを選ぶことでディスカッションの成果を最大化することが可能になります。

 

 

 

ディベートの進行テクニック

ディベートでは、分かりやすい点の整理と鮮やかな表現が大切です。

 

まずディベートの主題を明確にして、争点を設定します。それから参加者を賛成派と反対派に分け、それぞれの主張を明確にします。

 

反対派の主張に対しては、反証を準備しその根拠を提示することが重要です。最後に時間管理をしっかりと行い、議論が平等に進行するようにします。

 

これらのテクニックは、リーダーシップ力や説得力、論理的思考力を鍛えることが可能となります。

 

 

 

ワークショップ形式の取り入れ方

ワークショップ形式は、参加者全員が実際に手を動かし頭を使って学ぶという効果的な学習方法です。具体的な取り入れ方としては以下の通りです。

 

  1. 「実践」を主軸に設定。講義よりも対話や行動を重視します。
  2. 参加者全員がアクティブに参加できる環境準備。
  3. チームに分けて、それぞれが重要な役割を担うよう設計。たとえば、組織改革をテーマにした場合、新たなビジネスモデルを提案するチーム、それに対する批判を行うチーム、そして議論をまとめる進行役のチーム、といった具体的な役割を持たせます。
  4. 実践的な課題を設定し、それを解決するためのツールや手法を提供。これにより参加者は理論だけでなく実務にも活かせる経験を得られます。

 

以上のように、ワークショップ形式は具体的なアクションを伴い、参加者全員の活動的な参加を促す為、より深い理解と経験を得られます。

 

 

 

グループディスカッションの分割方法

グループディスカッションを効果的に進行するためには、適切な分割方法が必要です。重要なのは、各グループがバランスよく機能できるよう、参加者のスキル、性別、年齢、専門知識などを考慮に入れることです。

 

まず大人数の場合には、5〜6人程度の小グループに分けることが一般的です。これにより全員が意見を述べやすくなります。また異なる背景を持つ人々が混在するグループは、多角的な視点を引き出すことができます。一方、特定のテーマに特化したディスカッションを求める場合には、同じ業界や専門分野の人々でグループを作るのが有効です。

 

このように、目的によって最適な分割方法を選ぶことが重要です。

 

 

 

ロールプレイを用いた実践例

ロールプレイを用いることにより具体的なシチュエーションや状況を模倣して、実地的な学びを得られます。

 

たとえば営業トレーニングであれば、顧客との会話シーンをロールプレイすることで商品知識の確認や交渉技術の磨き方を体験できます。またリーダーシップ研修であれば、チームでの課題解決をロールプレイすることでリーダーとしての決断力やチームマネジメントのスキルを鍛えることができます。

 

ロールプレイは参加者が自ら考え行動する機会を提供し実際の業務に即した能力を育てる有効な手法です。

 

 

 

 

ディスカッションを盛り上げるためのコツ

最後に、ディスカッションを盛り上げるためのコツについてです。以下の側面から解説します。

 

・参加者の意見を引き出す質問法

・インタラクティブな活動の導入

・フィードバックの与え方と受け方

・感情をコントロールするスキル

・まとめの効果的な方法

 

順に見ていきます。

 

 

 

参加者の意見を引き出す質問法

参加者全員がディスカッションに積極的に参加するには、巧みな質問法が必要です。

 

まず開かれた質問を使用します。これは、参加者が自分の考えを自由に表現できるようにするためです。「あなたはどう考えますか?」や「その問題に対して、あなたならどう解決しますか?」のような質問を提供することで深い洞察を引き出します。

 

また参加者が自分の意見を述べた後には、その考えに基づいたフィードバックを提供し「それはどういう意味ですか?」や「もっと詳しく説明してもらえますか?」といった質問で、そのアイデアを更に深掘りするのが有効です。

 

これらの方法は、各参加者が自身の視点を共有し全体の議論に貢献する機会を提供することで生産的なディスカッションを促進します。

 

 

 

インタラクティブな活動の導入

インタラクティブな活動の導入は、ディスカッションを生き生きとさせ、参加者間のエンゲージメントを高める重要な手法です。

 

手法としては、ゲーム形式の問題解決タスクやワークショップ、小グループによるアイデア出しロールプレイなどがあります。これらは参加者の発想力を刺激しアクティブラーニングを促進し新たな視点や解決策を生み出します。

 

ただし適切な進行管理と参加者の準備が必要であり、実施前には目的と手順の説明、適切なフィードバックが確保されていることが前提です。

 

 

 

フィードバックの与え方と受け方

フィードバックの与え方と受け方は、ディスカッションの中で非常に重要な役割を果たします。具体的には、ポジティブなフィードバックは参加者の自信を増し、ネガティブなフィードバックは改善のための指針となります。

 

フィードバックを与える際は、具体的な事例やデータに基づいて行い、感情的な表現は避けるよう心掛けてください。またフィードバックを受け取る際は、批判ではなく改善のためのアドバイスと受け止め、学びの機会として捉えることが大切です。

 

 

 

感情をコントロールするスキル

ディスカッションを成功させるには、感情のコントロールも重要なスキルとなります。話し合いの中では、参加者の感情が高ぶることもあり、場の雰囲気や進行に影響を及ぼす場合があります。そのため、自分自身の感情を適切にコントロールする能力を養うことが必要です。特に、否定的な感情や強い主張が飛び交う状況では、冷静に対処し話し合いを円滑に進めることが求められます。

 

感情をコントロールするための一つの方法は、自分の感情を認識しオープンに表現することです。これは自己理解と自己開示と呼ばれ、自分の感情や考えを他人に理解してもらうためには、自己開示が重要とされます。

 

また相手の感情を理解し適切に対応するためのエンパシー(共感力)も重要です。相手の視点から考え、相手の感情を尊重することでディスカッションが建設的に進行する可能性が高まります。

 

このようなスキルは、各社の研修や実践を通じて養うことが可能です。

 

 

 

まとめの効果的な方法

ディスカッションを最後に締めくくるまとめは、その成果を明確にするために重要な手段です。まとめ方には、ディスカッションの要点の再確認、参加者からのフィードバックの取り込み、アクションアイテムの明記などがあります。

 

ディスカッションの要点を再確認することでディスカッションの目的と結果が一致しているかを確認します。参加者の理解度をチェックし認識のズレを防ぎます。

 

参加者からのフィードバックの取り込みは、ディスカッションの質を高めるために重要です。参加者が意見や感想を述べることで新たな視点や未解決の問題点が明らかになることがあります。

 

またアクションアイテムを明記することでディスカッションの結果を具体的な行動に移すためのステップを明確にします。責任者や期限を設定することも大切です。

 

これらのまとめの方法を適切に使用することでディスカッションの成果を最大化し参加者の理解を深め、具体的な行動に結びつけることができます。

 

 

 

 

東京ITスクールの研修を組み合わせよう

ディスカッションでしか身に付けることができないスキルもありますが、実務上のスキルなどは学習によって習得するのが効率の良い方法です。両者を組み合わせるのが現実的な研修の設計と言えるでしょう。

 

外部の研修を利用する場合は、ぜひ東京ITスクールの研修をご利用ください。東京ITスクールでは、実践的な内容を経験豊かなプロ講師が指導します。

 

東京ITスクールはエンジニア向けのIT研修に強みがありますが、ビジネススキルなどの研修も充実しています。貴社が必要としている内容の研修がきっと見つかることでしょう。

 

もしもご質問やご興味がございましたら、些細なことでも構いませんので、お気軽にご連絡ください。

 

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 東京ITスクール 鈴原 
 講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。
 企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、
 特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。
 趣味は筋トレと映画鑑賞。

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