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研修のつかみ!聴講者の心をつかむ5つの秘策

公開日:2024年07⽉13⽇最終更新日:2024年07⽉13⽇

研修のつかみ!聴講者の心をつかむ5つの秘策

研修を成功させるために重要なタイミングというのはいくつかありますが、冒頭のつかみはその最たるものだと言えるでしょう。この記事では、研修のつかみについて解説します。以下の点を具体的に説明していきます。

 

・聴講者の興味を引く冒頭の工夫

・キャッチーな自己紹介の重要性

・研修のメリットの伝達

・簡潔でインパクトのある目的説明

・研修後の姿をイメージさせる

 

そのほか視覚要素や双方向コミュニケーションによるプラスの第一印象の作り方についても解説します。研修の企画担当者の方は参考にしてみてください。

研修のつかみ!聴講者の心をつかむ5つの秘策

まず、聴講者の心をつかむ5つの秘策について解説します。次の5つです。

 

・聴講者の興味を引く冒頭の工夫

・キャッチーな自己紹介の重要性

・研修のメリットの伝達

・簡潔でインパクトのある目的説明

・研修後の姿をイメージさせる

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

 

聴講者の興味を引く冒頭の工夫

聴講者の興味を引く冒頭の工夫は、研修の成果に大きく寄与します。参加者が最初に耳にする言葉が、研修の印象を左右するため、その内容と配信方法に工夫が必要です。

 

まずは、研修のテーマに直結した興味深い事実や統計データを引き合いに出すと、参加者の関心を引きます。たとえば研修内容がリーダーシップに関するものであれば、「実はCEOの80%がリーダーシップ研修を受けていない」というデータを提出すると、参加者は研修の重要性をより深く感じるでしょう。

 

次にユーモラスな話やエピソードを入れると、参加者の心をほぐし研修への参加意欲を高めます。さらに共感を誘うストーリーテリングも効果的です。たとえば過去の自身の失敗談を語ることで参加者との共感を生み出すことができます。

 

これらの工夫により冒頭から参加者の興味と関心を引きつけ、研修の価値を伝えることが可能になります。

 

 

 

キャッチーな自己紹介の重要性

自己紹介は、講師と受講者をつなぐ初めての接点です。その自己紹介がキャッチーであれば、受講者は講師に関心を持ち、その後の研修内容により集中力を高めることが可能です。一方、退屈な自己紹介では、受講者の興味を引くことは難しく、研修の効果を半減させる可能性さえあります。

 

自己紹介には、自分自身の業界での経験や専門知識を簡潔に伝えるだけでなく、自己の性格や個性を示し受講者に対して親近感を感じさせる要素が必要です。また受講者が自分と関連性を感じる情報を交えることで、より関心を引くことが可能になります。

 

たとえば、大手IT企業のマネージャーだった経験を活かしてエンジニア向けの研修を行っている講師であれば、「大手ITで働いていた経験から、現場の声を研修に反映しています」というような自己紹介をすれば、受講生は講師に対する信頼感を抱くでしょう。

こうした工夫を凝らしたキャッチーな自己紹介を行うことで研修は更に効果的になります。

 

 

 

研修のメリットの伝達

研修のメリットを伝えることは、聴講者が研修に対する理解と関心を深め、積極的に参加するための重要なキーポイントです。具体的なスキル向上や知識習得はもちろん、チームビルディング、モチベーション向上、組織のビジョンや目標達成への貢献など、研修がもたらすさまざまなメリットを明確に伝えましょう。

 

また研修によるメリットを伝える際は、具体的かつ明確な言葉を使用し可能であれば数値や事例を用いて具体性を増すことを心掛けてください。これにより聴講者は研修が自身の成長や組織の発展にどのように寄与するのかを実感し研修への積極的な参加意欲が高まります。

 

 

 

簡潔でインパクトのある目的説明

目的説明は研修の核となる部分で、聴講者に対して何を得るべきかを明示し研修の内容や方向性を示します。ここで大切なのは、「簡潔」かつ「インパクト」のある表現を用いることです。冗長な説明は聴講者の意欲を削ぎ、理解を妨げます。

 

一方、インパクトのある表現は、聴講者の注意を引き、関心を惹きつけます。具体的な目標や成果を示すことでモチベーション向上にも寄与します。目的説明は、研修全体の地図のようなもので、聴講者が目指すべき方向を示すものなのです。

 

 

 

研修後の姿をイメージさせる

研修後の姿をイメージさせるためには、具体的なゴールや達成後の状況を描き出すことが重要です。人々は未来を明確に見据えることで現在の行動を向上させることができます。そのため研修プログラムの目標を設定し、それが達成された場合の具体的な状態を描くことを忘れないでください。

 

たとえばエンジニア研修なら「この研修を終えると、初級者が中級者のレベルに達し具体的なプロジェクトで即戦力として活躍できるようになります」と明示すると良いです。

 

更に、参加者が自身のスキルアップをイメージしやすいように、過去の研修生の事例や成功例を共有することも効果的です。これにより期待感を持って研修に取り組む意欲を引き出すことができます。

 

 

 

 

視覚的要素の活用術

次に、視覚的要素の活用術について解説します。以下のポイントがあります。

 

・スライドデザインの基本ポイント

・色彩とフォントの選び方

・図表の効果的な使い方

・動画やアニメーションの活用例

 

視覚的要素はイメージを直接的に伝えるため、つかみには重要な役割を果たします。では、順に見ていきましょう。

 

 

 

スライドデザインの基本ポイント

効果的なスライドデザインの基本ポイントを理解することは、研修を成功に導くための鍵となります。

 

まず情報の過多を避け、1枚のスライドには1つのメインメッセージを置くことが必要です。次に視覚的に伝わりやすい図表やイラストを活用することも重要です。これは、人間の脳は文字よりも画像を早く、そして効率的に理解する性質を持っているからです。

 

またスライドのバランスを保つためには、情報の配置やレイアウトに工夫が求められます。情報の階層性を明確にし視覚的に分かりやすいように配列することが望ましいです。具体的には、主要なポイントは左上から始め、その支持情報は右下に配置します。これは、視覚的に情報を読み取るときに人間の目が自然と追いやすいパターンであるからです。

 

最後に視覚的な一貫性を保つためには、色、フォント、デザイン要素などを統一することが重要です。これにより視覚的な混乱を避け、メッセージの伝達をスムーズにします。スライドデザインは研修の一部と捉え、その質が聴講者の理解度や興味を大きく左右することを念頭に置くべきです。

 

 

 

色彩とフォントの選び方

色彩とフォントの選び方は視覚的要素の一部として、大いに研修の成果に寄与します。色彩は感情を喚起し、フォントはメッセージのトーンを設定します。

 

まず明るい色は活気を起こし、暗い色は静けさや深遠さを象徴します。たとえば青は信頼と安定を伝え、オレンジは活力とエネルギーを示します。

 

それからフォントは形式的な雰囲気を作り出すため、サンセリフ体は情報を明確に伝え、セリフ体は語り口調を演出します。これらの要素を照らし合わせて選ぶことで研修の目的と視覚的要素が一致した鮮やかなプレゼンテーションが完成します。

 

 

 

図表の効果的な使い方

図表の活用は、研修内容を効果的に伝えるための重要な要素です。文字だけの説明では難解な内容も、図表を用いれば一目で理解してもらうことが可能です。たとえば、統計データの場合、一覧表にするよりも円グラフや棒グラフにすることで比較や割合が直感的に捉えられます。

 

さらにフローチャートを活用すれば、プロセスの流れを視覚的に示せます。重要なのは、図表を作成する際に明確な目的を持つことと、それが参加者の理解を助けるものであることを確認することです。図表が複雑すぎると、逆に混乱を招く可能性もあるため、シンプルさと明瞭さを心がけてください。

 

 

 

動画やアニメーションの活用例

動画やアニメーションの活用は研修の興奮度を高め、情報を理解しやすくする有効な方法です。

 

たとえば企業によっては新入社員研修中にビデオコンテンツを使い、企業の歴史や製品の背景について教えています。一方、ソフトウェア開発の研修では、コーディングのプロセスを伝えるためにアニメーションを活用することがあります。参加者は動きを見ることで抽象的な概念を具象化しやすくなります。

 

また動画やアニメーションは、研修の一部を自宅で学ぶといったフレキシブルな学習形態を可能にします。これらのリッチメディアを使用する際は、視覚的にうるさいと感じさせないよう、シンプル且つ明確なデザインを心がけてください。

 

 

 

 

双方向コミュニケーションの促進

最後に、双方向コミュニケーションの促進についてまとめます。以下の点が挙げられます。

 

・質問を促すタイミングと方法

・参加者とのディスカッション

・インタラクティブなワークショップ設計

・リアルタイムフィードバックの取り込み

・アイスブレイクの具体例

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

質問を促すタイミングと方法

適切な質問を引き出すためのタイミングと方法について考察します。どんなに素晴らしい研修の内容であっても、双方向のコミュニケーションが欠けているとその効果は半減してしまいます。働きかける際には、質問が生じやすい環境を作り出すことが大切です。

 

具体的には、1つのテーマを終えるたび、または新しいテーマを始める前に質問の時間を設けます。また質問を促すフレーズ,たとえば「何か質問はありますか?」や「ここでわからないことはありますか?」を用いると参加者からの反応が促されます。

 

さらに自分自身が逐一質問を投げかけることも大切です。これにより参加者は自分の理解度を確認することができ、それが他の参加者の質問を引き出すきっかけになることもあります。

 

 

 

参加者とのディスカッション

参加者とのディスカッションは、研修の成功にとって重要な要素です。ディスカッションの際には参加者が主体的になれるような環境作りが求められます。

 

具体的には、参加者全員が発言しやすい雰囲気をつくり出すこと、発言を促すための適切な質問を投げかけることなどが重要です。さらに場合によっては、モデレーターが発言を誘導したり、ディスカッションを収束させたりする役割を果たすことも大切です。

 

これらのポイントを意識したディスカッションを行うことで参加者の理解度を深め、研修の効果を最大化できます。

 

 

 

インタラクティブなワークショップ設計

インタラクティブなワークショップ設計が焦点です。具体的には、演習やシミュレーション等、参加者が現実の課題を解決する過程を体験することに重きを置きます。体験を通じて新たな考え方や行動パターンを習得することは、知識のみを伝授する研修より効果的です。

 

具体的な方法としては、グループディスカッションからプロジェクト協働まで、実際の業務に即したテーマを設けて参加者に取り組ませる方法があります。

 

 

 

リアルタイムフィードバックの取り込み

リアルタイムフィードバックの取り込みは、研修の質を高めるために欠かせない要素です。

 

ひとつの方法は、アンケートツールを活用すること。参加者がスマートフォンやタブレットから匿名で質問や感想を送信できるシステムを導入しそれをリアルタイムで確認し対応する事で、参加者の理解度や関心度を把握しやすくなります。

 

またリアルタイムフィードバックの取り込みは、参加者が研修を受ける側から主体的に参加する機会を増やす効果もあります。これらの方法を活用することでより効果的な研修を実施することが可能になります。

 

 

 

アイスブレイクの具体例

アイスブレイクは研修でのコミュニケーションを活性化させる重要な要素です。具体的な例として、参加者全員が自己紹介をしつつ、同時に自分の好きな映画や趣味など、仕事とは関連のない個人的な情報を共有する方法があります。これにより他の参加者との共通点を見つけやすくなり、よりオープンで友好的な雰囲気を生み出すことができます。

 

また楽しく学べる小規模なゲームやアクティビティを導入するのも効果的です。たとえば「ヒューマンビンゴ」は参加者がビンゴカードの中にある特定の特性や体験を持つ人を見つけるゲームです。これにより互いに深く知る機会を作り、親密感を醸成します。

 

一方、「2つの真実と1つの嘘」は参加者が自分自身について2つの真実と1つの嘘を述べ、他の参加者にどれが嘘かを当ててもらうというゲームです。これは参加者間の互いの理解を深めるだけでなく思考力や観察力を養うのにも役立ちます。

 

 

 

 

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 東京ITスクール 鈴原 
 講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。
 企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、
 特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。
 趣味は筋トレと映画鑑賞。

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