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Case Study株式会社キューブシステム

個社向け研修

研修内容をフレキシブルに変更
オンサイト研修だからこその柔軟性を好評価

キューブシステムは東証プライム市場に上場しているソフトウェア企業です。東京ITスクールのオンサイト研修をご利用いただいており、2022年度は計74名の方に受講いただきました。
佐々木 拓也

未来人材開発センター

佐々木 拓也

馬渡 聖子

第2ソリューション事業本部 業務管理室 事業企画グループ

馬渡 聖子

佐々木 拓也

未来人材開発センター

佐々木 拓也

馬渡 聖子

第2ソリューション事業本部 業務管理室 事業企画グループ

馬渡 聖子

「研修内容のカスタマイズに柔軟に対応してくださり、知識習得など目的にマッチした研修が実現しました」(未来人材開発センター・佐々木拓也さん)。「自社で研修を行っていた時は、新入社員の育成目標の到達度は講師の質に左右されていました。オンサイト研修を利用することで、それが解消され、一定水準の教育・スキル定着につながっています」(第2ソリューション事業本部・馬渡聖子さん)。研修を利用することになった経緯やメリット、社員の変化や手ごたえなどについてご担当者2名に伺いました。

 

内製研修のデメリットを補う形で東京ITスクールのオンサイト研修を採用

まずは御社についてご紹介ください。

馬渡様
当社は東証プライム市場上場のシステムインテグレーターです。金融・流通・通信・運輸・製造・官公庁など、幅広い業種の法人企業向けにシステムソリューション・サービスを提供しています。

 

当社は、企業が取り組むシステム化のサイクルにあわせて3つのサービス・ラインを提供しています。まず、システムの企画から、設計、開発、導入までを行う「システムインテグレーション・サービス」。次に、システムの維持管理、監視、改修などに対応する「システムアウトソーシング・サービス」。さいごに、情報インフラ構築、データベース管理、システム移行などに対応する「プロフェッショナル・サービス」です。このように、各企業のシステム化において、さまざまな工程でのご要請に応えられるよう取り組んでいます。

 

特長としては、営業組織を持っていないこと。業務や業種に精通したエンジニア自らが、お客様の要望や抱える課題を的確に把握し、システムの実装に向けた検討をスピーディにすすめていく「総員営業主義」をとっています。

 

2022年7月には、創立50周年も迎えられています。そんな歴史ある御社では、どういった人材を求めていますか?

佐々木様
「自らが志とビジネスマインドを持ち、自ら考え、行動する」といった人材を求めています。

 

2021年度から2026年度までの中長期経営ビジョン「VISION2026」では、デジタル技術を使って新たなビジネスを生み出す「デジタルビジネス」、既存システムをクラウド上のサービスと連携し再構築する「SIビジネス」、お客様のビジネス環境の変化や技術の進化などに合わせてシステムの性能や品質を向上させる「エンハンスビジネス」という3つのビジネスモデルを強化推進していくことを目標に掲げました。

 

ビジョンの実現のためには、今まで以上に志とビジネスマインドを持って取り組むことが大事です。
その取り組みの成果として、社員一人ひとりが、事業を通じて社会に貢献し、事業成長を果たしていきたいと考えています。

 

採用に関しては、目標とする人数を確保できています。ITに長けた人材ばかりではありませんが、エンジニアとしてキャリアを積んでいけるような研修体制を組み立てているので不安はありません。近年だと文系7:理系3の割合で採用しました。男女比は6:4です。

 

 

具体的にはどのような研修を実施されているのでしょうか?

佐々木様
弊社は事業毎に複数本部がありますが、まずは、すべての本部の新入社員を対象とした「全社研修」を実施しています。入社直後の4月には社内制度、ビジネスマナーなどのビジネス基礎を学び、5月にはエンジニアの基礎について学びます。コロナ禍以前は全員が一堂に会して行う対面研修のスタイルでしたが、現在はオンラインと組み合わせたハイブリッドの形で行っています。6月以降は各本部の業務に必要なスキルに対して本部研修を実施したうえで現場へ配属という流れとなっています。

 

馬渡様
新入社員は入社時の技術レベルに差があります。そこで、第2ソリューション事業本部では、文系出身者などプログラミング未経験者でも、現場に配属する前に基礎が身に着けられるよう、「プログラムを学び、モノづくりを体験すること」を目的とした、1ヶ月ほどの「本部研修」を行っています。

 

第2ソリューション事業本部では5年前、全社では2年前から東京ITスクールのオンサイト研修をご利用いただいています。以前はどうされていたのでしょう?

馬渡様
第2ソリューション事業本部は、それまでは現場配属前研修として、全社研修後に1か月程度の本部研修を実施していました。

 

ところが、担当の異動で講師・運営の担い手がいなくなってしまったため外部委託を検討したのです。

 

コスト面や研修内容が当社の希望とマッチしていたため、東京ITスクールにお願いした次第です。当社の場合、全社研修に次いで各部で必要なスキルを本部研修で学ぶ流れです。そこで、講義だけではなく開発演習もしたいと要望を伝えるとお応えいただくことができました。

 

第2ソリューション事業本部では7月から現場に出て学ぶOJTがスタートするので、全社研修が終わった6月からの1か月間で期待する技術を身に着ける必要があります。そうなると、他社の新入社員さんと一緒の集合研修では期間や内容や研修スピードで折り合いがつかず、当社のみを対象に必要とするカリキュラムを組んでいただけるオンサイト研修を選択しました。

 

佐々木様
全社研修の場合は、教える内容によって各本部から社員が講師として招集され、数回にわたって講義をするといったスタイルでした。

 

しかし講師のスキルは個々で異なり、同じことを教えても、研修効果に差が出ることが大きな課題でした。

 

担当者も毎年変わりますから研修の知見も蓄積されませんでした。そうしたなか、先に東京ITスクールを利用していた第2ソリューション事業本部からの推薦を受け、全社研修でも採用することになったのです。

 

 

研修内容を臨機応変の変更。サポート体制も万全だった。

研修の内容はいかがでしたか。

佐々木様
現場で必要な知識は本部研修で学びますから、全社研修ではエンジニアとしての土台を鍛えます。

 

そこで気に入っているのが、研修内容を臨機応変に変更していただけることです。力を入れていく事業は状況に合わせてどんどん変化していくので、必要な研修内容も変化していきますからね。

 

またサポート体制をしっかりと作っていただけることにも満足しています。例えば理解が追いつかない受講生に対してはマンツーマンで教える場を設けたり、毎朝小テストを実施するなど、サポート体制についても、研修のなかでどんどん変化させていきながら、理解を深める体制にしてもらえました。相談しながら進められたのは、オンサイト研修ならではの良さだと思います。

 

受講者を対象としたアンケートでも、楽しさややり切ったことによる達成感・充足感が得られたとの回答が多くありました。

 

またオンサイト研修にすることで、昨年の研修との比較も可能です。たとえば、先ほど挙げた小テストの成績は、昨年度よりも良くなっていました。それは研修内容がより充実してきたことを示しているといえるでしょう。当社ではITスキルの指標として基本情報技術者試験の資格取得を目指し、社内で模擬テストを実施していますが、その結果も想定より高い成果が出ています。このようにエンジニアの土台を作るという点で高く評価しています。

 

全社研修を引く次ぐ形で実施する本部研修はいかがでしたか。

馬渡様
本部研修ではJavaをベースに、講義から開発演習までを1か月の短期間のなかでできていることは、とても評価しています。

 

現場に出て実際に業務をするにあたり何がポイントなのかは講義だけでは想像がつきにくく、開発演習で開発の経験をすることで、貴重な気づきが得られます。確認試験や開発演習のコーディング評価により、理解度を数値化でき、講師・受講生ともに前日の理解度を把握できるので、適切な対策を打つこともできました。この流れにより、全員が遅れることなくきちんと知識を身に着けて開発演習を終えることが出来ました。
また、この確認試験や開発演習のコーディング評価により、上司へも理解度をわかりやすく連携することが出来、現場OJTへ活かすことが出来ました。

 

東京ITスクールの担当者や講師が、毎年改善に向けて企画から一緒に向き合い、研修中も臨機応変に対応いただいていることも、ありがたいと思っています。

 

今年であれば開発演習でつまずかないようにコーディングの知識について段階的に教えていただき、毎朝コーディングの小テストで理解度を確かめ、間違いが多いなら復習をしてカリキュラムを進めるなど、全員が一定レベル以上の知識を身につけて開発演習に取り組むことができました。これにより、7月以降の現場に入った際も、スムーズに業務に就けるようになったと感じています。

 

また全社研修と本部研修の両方を受け持っていただくことで、両者の情報共有など連携がスムーズになりました。それぞれの研修で内容が重複しないようにするなど、東京ITスクールの担当者が間に立ってくれることもあり助かっています。今年は講師が同じだったので受講者の技術レベルを把握したうえで本部研修に移行でき、新入社員たちも同じ講師なので安心して受講できたようです。

 

いずれにしても、必要だと思う研修内容に対して柔軟にご対応いただき、必要な研修を実現できているのは東京ITスクールのおかげです。

 

 

ありがとうございます。最後に、人材育成のパートナーとして東京ITスクールに期待することがあればお聞かせください。

佐々木様
現時点で質の高い研修をしていただいていますが、引き続き研修ゴールに向けたすり合わせの機会や研修中の運営において弊社運営担当との効率的なコミュニケーションと、受講者にはエンジニアの土台として必要な思考力と技術力の定着をさせるため、スキルに応じた支援をお願いしたいです。その際は、新入社員の世代的特徴・傾向に合わせた対応や講師の指導力、クラスマネジメントのレベルの向上を期待しています。

 

馬渡様
毎年改善を重ねて、現在も研修状況を運営が把握しやすいコンテンツの用意や密なコミュニケーション、受講生の状況に合わせた研修の改善提案、全体の理解度向上だけではなく、進捗遅延者に対するフォローなどをしていただいています。一度決まった内容をそのままするのではなく、改善をご提案いただき、より受講生が理解しやすい研修ができていますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 

本日は、たくさんのご感想、ご意見をいただきました。これからも、東京ITスクールをよろしくお願いいたします。

 

インタビュー・文/大正谷 成晴

撮影/小堀 将生

 

公開日:2022年12月19日
更新日:2024年2月5日


社名 株式会社キューブシステム
業務内容 システムインテグレーション・サービス/システムアウトソーシング・サービス/プロフェッショナル・サービスなど
資本金 14億(2022年12月19日時点)
設立 1972年7月
URL https://www.cubesystem.co.jp/

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