研修一覧 導入事例 助成金活用 会社概要 問い合わせ お役立ちブログ

営業時間 9:00~18:00 土日祝除く

Case Study株式会社NIS

案件体験型研修

受託開発を経験できる「体験型Java研修」リアプロ。スキルシートの充実で現場が決まり、単価もアップ

SESをメインにしながらも、オリジナルのPOSレジシステムの開発・販売やWebサイトやスマホアプリの開発・制作などを手掛けるNIS。2009年に東京・池袋で創業し、現在は大阪にも進出。総勢90名体制でビジネスを展開しています。
そんな同社の新人社員研修を、東京ITスクールは2020年からお手伝い。同年末からは新たに「体験型Java研修」でのサポートも始めました。
佐藤 雅彦

人事部人事担当

佐藤 雅彦

関 由香里

人事部採用担当

関 由香里

佐藤 雅彦

人事部人事担当

佐藤 雅彦

関 由香里

人事部採用担当

関 由香里

今回ご利用いただいた「体験型Java研修」は、コロナ禍で現場体験の機会が減った新人の経験不足を補うため、研修参加者同士がチームを組んで模擬システムを開発するというもの。「『受託開発の現場を経験できる』『スキルシートに書ける項目が増える』という特長に魅力を感じて利用を決めたが、まさにその通りでした」とNIS人事部・人事担当の佐藤雅彦さんは言います。具体的な導入経緯と、その効果について伺いました。

 

新卒採用をきっかけに社内研修を強化。

NISの特徴を教えてください。

関様
2009年に東京で創業し、現在は大阪でも展開しています。事業内容は大きく分けると3つあり、一つ目のSES(System Engineering Service)は全体の9割近くを占める主力のサービス。開発業務とインフラ業務が半々くらいです。2つ目は2010年から自社で企画・開発・販売を始めた質屋業界を対象にしたPOSレジシステム『POSible』。3つ目は受託開発で、保険商品販売受付システムや大学検索のWebサービスなどを請け負っています。

 

採用や育成の状況はいかかですか。

佐藤様
7年前から中途採用に加えて新卒採用も始めました。技術系専門学校や理系大学出身者が中心で、今年度は東京で8名、大阪で2名採用しました。

 

関様
新卒採用では技術力とコミュニケーションスキルを見ています。ただ、技術に関してはこれから覚えればいいので重視しません。一方、システム開発は多方面の方とのコミュニケーションが必要なので、現状のコミュニケーション能力は重視しています。

 

新卒採用が増えたことによる課題は?

佐藤様
柱事業であるSESの課題は「エンジニアの経験や技術に偏りが生じること」です。今いる現場の仕事で満足してしまい「モチベーションの維持や継続的なスキルアップへの意識が希薄な人材がいる」ことも大きな課題でした。

 

これまでの経験や技術に加え、どこでも通用するポータブルスキルも学ぶ。それがもっと良いエンジニア・社員だと考えています。そこで社内での新人社員研修に力を入れ、いまはコロナ禍で中断していますが若手社員が集まりアプリを開発するといった機会を設けていました。

 

 

関様
ただし、社内研修は先輩社員が講師を担当するので、通常業務との兼務は大変です。そもそも講師としては素人なので、カリキュラムの組み立てにも限界があります。

 

佐藤様
そこで外部へ研修を依頼することにしたのです。当初は別の会社にお願いしていました。技術的な面は問題ありませんでしたが、「打ち合わせにはメモを持っていく」「ミーティングでは自ら意見を述べる」など、社会人として必要なヒューマンスキルの習得まではサポートしてくれませんでした。

 

そんなとき東京ITスクールの営業担当者から新人社員研修をご案内いただきました。

 

技術面だけではなく、ヒューマンスキルも教えてくれる。私が個人的にも評価している『7つの習慣』に関するカリキュラムがあったことが決め手になり、昨年から利用することになりました。

 

関様
私は採用担当として学生さんとメールのやりとりをしますが、要領を得ない非効率なメールが多い。学生の間は仕方ありませんが、社会人になるとそうはいきません。基本的なビジネススキルは身につける機会が必要と思っていたので、ヒューマンスキルの指導もしてくれる東京ITスクールの新人社員研修はうってつけだと思いました。

 

佐藤様
実際に参加すると、技術を教える講師やサブ講師が、日報の書き方までアドバイスをしてくれるので、新人たちがレベルアップしているのを日々感じることができました。2021年度はオンラインと対面のハイブリッド型の研修でしたが、同業他社の新人と一緒に研修を受けることで、自分の力を客観的に捉えることができ、モチベーションアップにひと役買っていたようです。

 

新人の業務がキッティングメインになり実務を経験できない。

昨年12月から今年2月にかけては、新たに始まった「体験型Java研修」をご利用いただきました。

佐藤様
昨年度はコロナ禍もあり、新人を含め若手技術者のアサイン先を決めるのに大変苦労しました。決まったとしても開発業務に就くことはなかなかできません。経験を積む機会が不足しているので、スキルシートに書ける項目が増えないからです。それではスキルを伸ばすことができないし、モチベーションの維持も難しい。成長しないままの社員がいるということは、本人だけではなく会社にとっても痛手です。

 

そう考えていた時に東京ITスクールの営業担当者から、新しくできた「体験型Java研修」の話を聞きました。

 

関様
疑似ではありますが受託開発の現場を経験でき、springやAWSといった現場で求められるトレンド技術を習得できるということでした。まさに求めていた研修でした。

 

 

佐藤様
しかも研修費の支払いは、スキルアップによって新しい仕事が決まった後。研修によってスキルシートに書ける項目が増えれば、これまでよりも報酬が上がる可能性が高くなります。そこで、さっそく昨年度の新人3名と技術的な現場経験が少ない社員の計4名を参加させることにしました。

 

関様
受講対象の若手社員たちからは「開発ができる!」と喜びの声が戻ってきました。当時の状況は本人たちにとって不安で、現場で手を動かせる研修内容が何よりも響いたようです。

 

佐藤様
他社からも様々な研修のお知らせはありましたが、いずれも1人で黙々と学習するスタイル。あまり意味がないと思っていました。対して体験型Java研修は、設計・製造・テストの実施まで行う数十人規模のプロジェクトです。そこにチームのメンバーとして参加するという内容で、スキル・モチベーションの両方に効果があります。何と言っても「スキルシートに書ける!」というキャッチコピーが刺さりました。

 

おっしゃる通り「体験型Java研修」は、スキルチェンジやスキルアップが必要なエンジニアに向けに、現場で求められる技術を用いた受託現場の体験学習を用意するという内容。座学ではなく実際のプロジェクト同様にPMやPLの指導のもと、スキルシートに書けるような実践型の研修を行います。参加者の反応はいかがでしたか。

佐藤様
新卒社員には入社してからプログラムを書く機会に恵まれず、自分の知識・スキルが足りないと危機感を抱いていたようです。だからこそ、開発の現場に携わることにより目覚ましく成長しました。また、技術力はもとよりチームとして何が必要かを考えて行動ができるようになったと感じています。

 

 

関様
自分が担当した機能が完成した時の達成感については日報にも書いてあり、我々としても成長を目の当たりにすることができ、うれしいですね。

 

佐藤様
受講者のうち2名は、体験学習のチームリーダーに抜擢され、4~5名のメンバーを任されることに。私たちが面談した際は、「メンバーへの説明がうまくできない」と悩んでいました。しかし、講師の方たちから「別のものに例えるとわかりやすい」「議事録を使うと情報共有しやすくなる」など様々なアドバイスを受け、それを実践した結果、リーダーとしての接し方やスケジュールの作成方法のコツをつかんでいました。結果、プロジェクト全体に目を向けられるようになりました。

 

関様
他社から参加した受講者のコメントの残し方が上手など、チームで仕事をすることで周りを見るようになり、技術者としてだけではなく人としての成長も目覚ましかったと思います。とりわけ、現場ではリーダーを任されるのはよくあるので、素晴らしい経験になったはずです。

 

佐藤様
受講者から届く日報も、日が経つにつれて取り組んだことや分からなかったこと、反省点なども書くようになり、厚みが増していきました。PM役となる講師の先生とは定期的にミーティングがあり、そこでは本人から出てこなかったエピソードや変化について教えていただきました。

 

関様
springなどトレンド技術の研修も実施されたメリットは大きかったですね。この経験は多くのシステム会社が関心を持ったようで、面接では質問が集中しました。

 

 

研修終了後3か月で有償の開発案件に参画

研修終了後の状況はどう変わりましたか?

佐藤様
リーダーを経験した2名のうち1名は、東京ITスクールのサブ講師としてご指名いただき、いまは教える側に回っています。もう1名はJavaの開発フェイズに入りました。残り2名も開発よりの案件が決まりました。体験型の研修に参加して経験したことをスキルシートに書けたことが、きちんと評価につながりました。

 

関様
実際に手を動かしたことなので自信になり、面談でもしっかりと自分をアピールできたようです。座学との違いを改めて感じさせられました。

 

佐藤様
参画したのは技術的な開発案件なので、キッティングよりも高い報酬で受注することもできました。前宣伝の通り、待機解消だけではなく単価アップにもつながりました。

 

新人社員研修に次いで体験型Java研修もご利用いただきましたが、東京ITスクールに対する期待やご要望があればお聞かせください。

佐藤様
人事という育成にかかわる部署として、社員の教育は避けて通れません。そのなかで、我々と東京ITスクールの考え方に違いがあると、社員教育・育成の統率が取れなくなるので、マインドや方向性を共有しながら今後も利用したいと考えています。

 

 

本日はありがとうございました。これからも、よろしくお願いいたします。

 

 

インタビュー・文/大正谷 成晴

写真/鈴木 崇文

 

 

 



社名 株式会社NIS
業務内容 SES、ソフトウェアの開発業務、POSレジの企画・開発・販売、スマートフォンアプリの開発など
資本金 1000万円
設立 2009年4月
URL https://www.nisc.co.jp/

お問い合わせはこちらから

お電話での問い合わせ

営業時間 9:00~18:00 土日祝除く